2014年11月29日土曜日

温泉に良い季節ですよね~

最近ますます寒くなり、温泉には絶好の気候となってきました。
私も明日は紅葉と合わせて露天風呂を楽しもうと、朝早くから箱根へ行く計画を立てております。

折しも今晩のテレ東旅番組は「関東の厳選20湯巡り」。紅葉の見える露天風呂を巡るという垂涎ものの内容です。
どのお風呂からも見事な紅葉!しかも私がずっと憧れている薬師温泉旅籠旅館にも泊まるという羨ましすぎる企画!あそこは飛び込みで泊まれるところじゃない~・・・と思いながら、やはり諦めずに予約してみようと思いました。

この後も様々な素敵温泉が登場の予定。
思い余って日記を書きましたが、これからゆっくりと楽しみます♪

2014年11月28日金曜日

江戸時代の灯りの道具

私の仕事では古い道具を扱う事が多いです。
今は江戸時代、だいたい17~18世紀の道具を整理しています。
今までもっと古いものばかり扱っていたので「江戸の道具なんか・・・」とちょっと見下しておりましたが、段々とその魅力に取りつかれつつあります。
特に肥前国の波佐見焼(最近もモダンな波佐見焼が人気ですよね)、くらわんか茶碗と呼ばれる庶民の食器が好きになりました。
同じ伊万里(伊万里焼とは伊万里港から出荷される磁器の総称です)でも有田とは違った、あの灰色の器肌とマットな感じの仕上がりがとても好みで・・・ボッテリとした厚みも確かに薄手で綺麗な磁器より扱いづらいですが、何故か手に馴染んで温かみを感じます。
好きが高じてとうとう骨董市デビューも果たしてしまいました。しかし五寸皿でも軽く10000円オーバーでした・・・資金をしっかり準備しての再チャレンジを誓いました。

そんな道具たちの中で、今日ちょっと新たに興味を持ったのが「秉燭」という道具です。ひょうそく、へいしょくなどと読みます。
これは灯明皿と同じく明かりをともす道具で、ガス灯や電気が普及するまでよく使われていました。
今日扱ったのは「たんころ形」と呼ばれるもの(他に脚の付いたもの、把手のついたものなど色々あります)です。ちょうど手のひらにコロンと収まる鉢のような形をしていて、中央の突起の穴に芯を入れ、周りに植物油などを入れて火をともしました。
灯明皿よりも油の持ちが良いとされ、特にたんころ形は店先・軒先の「掛行灯」の中に置く形で使われました。

こうしたものが欠ける部分が無い完全な形で残っていると感動します。
実はいまでも使えるのでは?と思えてしまうほどです。
秉燭はもうしばらく扱いますので、その可愛さを存分に楽しんでおこうと思います。

2014年11月26日水曜日

ブログ再開&冬の味覚のおはなし

長らく?はてなでブログを書いてきましたが、そろそろ新しいところで再スタートしたいなあと移動先を探しておりました。
最近Googleを使う機会が増えたので、こちらに決めました。
旅行、歴史、アニメ、漫画、ゲーム、陶磁器、グルメなどなど好きな事についてつらつら書いて参ります。どうぞよろしくお願いします。

第一弾はグルメの話。
11月も終わりに近づきましたが、今月はビッグイベントがありました。
何かって?そう・・・松葉ガニ漁の解禁であります!!
毎年第2週頃に解禁となり、今年は6日から漁が始まっています。
ワタクシ昨年鳥取県に長期出張しておりまして、その際に味を覚えてきてしまったのであります・・・ハイ・・・

とは言っても松葉ガニなんて高価で、そうそう食べられるものではありません(地元の方におすそわけして頂きましたが)。
私がたくさん味わってきたのは、松葉ガニのメスです。
セイコカニ、セコガニ、親ガニなどと呼ばれていて、大きさこそオスの半分もありませんが、その身の味たるや同格、いやひょっとしたら上回るかもしれないツワモノなのです。

このメスを食べるとき、いちばんおすすめなのがお味噌汁です。
外側をよく洗った後、甲羅から真っ二つ(ヒ~)に切り、水をはった鍋に投入します。
アクを取りながら茹でで、沸騰してきたら銀杏切りにした大根・人参・葱を入れます。
全体に火が通ったら味噌をといて出来上がりです。
カニの旨みが鍋全体に広がり、出汁を吸った野菜も絶品なだけでなく、カニ本体も味噌味が加わって煮出した後と思えないほど美味しいです。大量に持っている卵もまろやかでたまりません。

勿論塩ゆでして直接食べるもの美味しい、鍋に入れるのもオスほど手間がかからないなど、地元の方々はメスの方を好んで食べるとのこと。
小さいものなら3匹で1000円が相場ととてもお手頃価格なところも魅力的です。

そんな松葉ガニのメス、お味噌汁はボイルでなく生でないと良い出汁がでないため、あまり県外へ出回らない幻の味でした。
しかし近年の冷凍技術の進歩により、何とお取り寄せができるようになりました。お値段も地元とあまり変わらず嬉しい限り。
是非こちらで作ろう!と友人にカニパーティー(味噌汁ですが)をもちかけているところです。