2017年2月28日火曜日

屋久島に行ってきました-トローキの滝

大川の滝のあとは安房方面にとって返し、途中泊まるホテルのチェックインを済ませて、今度はトローキの滝へ向かいました。

トローキの滝とは「轟の滝」が訛ったもので、鯛ノ川が海へ出る部分にあたります。
屋久島出身の知人が「珍しいから行っとけ」と一番おすすめしてくれた滝でした。



県道77号線沿いにある、道の駅のような物産館「ぽんたん館」(遅いお昼に買った地元のパン、美味しかった!)に車を停めて、トローキの滝へ出発です。



バスの場合は鯛ノ川で下車、すぐ目の前が滝入口です。
整備された遊歩道を進むと、3分程度で「トローキの滝展望所」との案内版が見えました。道が続いているので「ここ?」と覗くと、木々の間から見えました、海に落ちる滝が!



この先は少し道が険しいので、そちらに行けない場合に眺める場所のようです。



勿論私は進みます!
険しいといっても、舗装されてないってだけで。ヒールのある靴だとちょっとツラいかな?

ここもそんなに長い道ではなく、すぐにいちばん奥の展望所に着きました。
さっきの場所よりも正面で、海に滝が落ちる様子を見られました。



県道の赤い橋や、モッチョム岳も見える中々も眺望。
トローキの滝の落差は6mほど。滝壺は波が打ち寄せる海で、細い入り江となっています。
屋久島は花崗岩の山とその縁辺の堆積岩で出来ている島で、高低差があるけど硬いから、川がまだ地盤を削りきっていないのでしょうね。
あと何万年かかるか分からないけど、この滝が無くなる日が来るのかな…?

入口まで戻り、今度は県道の赤橋から鯛ノ川を眺めてみました。


写真上が入り江ですね。あまり海に見えない、不思議な光景でした。


後ろにはトイモ岳と雪岳でしょうか、泰然とした山容、そこからずーっと続く深い照葉樹林。屋久島の雄大な景色がありました。

2017年2月27日月曜日

屋久島に行ってきました-大川の滝

平内海中温泉の次は、大川の滝へ向かいました。
そんな離れていないし、有名な滝だし、ちょっと見ておくかい…と「ついで」なつもりで向かったら…



国道77号線から大きな滝が見えて「え、こんな近いの?!」と思ったもんですが、違いました。



大きいのです、とっても。
落差88mを轟々と流れ落ちる、大雨直後の大川の滝。



展望所は滝壺から少し離れていますが、その位置でも見上げてしまうくらい大きく迫力のある滝でした。



展望所でも飛沫が来る来る。
マイナスイオン浴びまくりです。




大川の滝へは、バス停の少し先にある川沿い道を通ります。
バス停から歩いても5分くらい。
駐車場から展望所までは遊歩道が綺麗に整備されています。
間違ってもバス停に車を停めませぬよう…
(わかりにくく、私以外の何組かも停めていました)


屋久島に行ってきました-平内海中温泉

安房港で高速船を降りてすぐに車を借りて、まずは平内海中温泉を目指しました。
ここは干潮の時しか入れない、近づけないほど海際にある温泉。以前から憧れていて、何なら入るか…!と覚悟を決めて訪れました。
(水着不可だけどタオル着用必須だそうです)

この日の干潮は10時台、満潮は16時台。
13時過ぎなら何とかなるんじゃないの?!と安全運転で急ぎます。



目の前に現れた、憧れの平内海中温泉。
はい、海中に没していませんでしたが…思いっきり荒波被ってました…!

オフシーズンの真っ昼間だからか、観光客も、地元の方も、誰もいません。
入浴するには絶好のチャンスなのです、なのですが…あの荒波に向かっていく勇気が私にはありませんでした。



ここまで来たのに見ているだけは悔しい!!と、せめてもと湯船に手だけつけてみました。
確かに温泉、とてもイイ感じに温かい。



これは入れたら、とても気持ち良いだろうなあ…!と歯噛みしつつ、徐々に迫ってくる波や強風に追い立てられるように、憧れの地を後にしたのでした。



平内海中温泉は16世紀末には発見されていた、地元の方々に守られてきた温泉です。
すぐ隣りに「海中温泉荘」という民宿があるので、海中温泉にどうしても入りたい!という方は利用してみるのも手かと。



屋久島に行ってきました-高速船トッピー

鹿児島を去る日が近づき、このタイミングで代休を取得する事となり、それなら島にいけるんじゃない…?と屋久島旅を決行しました。
2月頭に計画して、2月下旬に旅する、オフシーズンでないと出来ないですね。最近こういう突発旅をしなくなっているので、珍しいです。
挙句「観光客が少なくてもうすぐ春なら、縄文杉がいいのでは?!」と登山準備までして、いざ高速船トッピーで屋久島に向かいました。

メインが縄文杉登山の旅なので、宿も島の南側で予約しました。それならば高速船は安房港に着くのがよろしかろう…と10時鹿児島発の高速船に乗船しました。
切符は事前に購入できますが、座席は乗船1時間前から割り振るというシステムです。船内は2階建てで、知人から「波が荒れているときは1階席の方が面白い」と聞いていましたが…この日は昨夜まで大雨で、海も時化ており、条件(波が荒すぎたら引き返す)付き出航という状況。普通に眺めの良い2階席窓側を選びました。



高速船はフェリーとは違い、船体を海面から浮上させる事で高速航行を可能としています。なので通常ならば飛行機よりも揺れが少ないそうです。
しかしこの日は先述のような状況。
錦江湾内は大した揺れではありませんでしたが…佐多岬を過ぎたあたりから…これはもう寝ないとアカン!て感じで。
乗り物酔いする人には、薬を飲んでからの乗船をおすすめします。



座席は特急列車の良いシート、という例えが合っているかと。シートピッチは広めで快適でした。リクライニングができて座り心地も中々です。
なお高速航行のため、航行中はシートベルトをして着席、トイレ等以外にむやみに立ち歩かない決まりです。

そんな訳でムリヤリ意識を失った私、気がついたら種子島の西之表港入港アナウンスが流れていました。
種子島はあまり高さのないなだらかな島で、壱岐を初めて見た時を思い出しました。しかしこちらは南北にとっても長い島!屋久島と30kmも離れていないので、安房港に着くまで、そして着いてからもずーっと見えていました。



そう、種子島が見えている事に、そして屋久島が見え始めた事にwktkし始めた私。当然眠れる訳もなく…無事に安房港についてしばらくは、船酔いのダメージを引きずっておりました。
それでも、時化で引き返さずに無事に着けて良かった。
どんよりしていた空も、だんだんと晴れ間が見えてきていました。
屋久島旅の始まりです。