2017年10月11日水曜日

鹿児島ホテル紀行-笠沙恵比寿

今回ご紹介するお宿は、鹿児島市街地とは遠く離れた、薩摩半島の西端、野間岬近くのお宿「笠沙恵比寿」です。
以前から憧れていた施設で…というのも、ここは「ななつ星」「或る列車」などを手掛ける水戸岡鋭治氏が手掛けたお宿なのです。今でこそ水戸岡氏のデザインは、列車以外の建物でも出会えますが、2000年頃はここぐらいではなかったでしょうか。
南さつま市の第三セクターが運営していましたが、2015年からJTB関連会社が指定管理者となりました。これを機にどんどん有名になって欲しいものです。


笠沙恵比寿を対岸の港町から撮影。レンガ造りのお洒落な一角です。
ちょっと小さいですが、写真中央右側には船着場があります。陸からだけでなく海からも訪れることができる宿なのです。


入口のデザインはシック。玉石とよく合っています。


敷地に入ると、早速水戸岡デザインの建物と出会えます。か、可愛い…!

宿泊棟には「宿」、お風呂棟には「ゆ」という文字が…こういうのも好きです。そしてレンガいい。


こちらが先程の船着き場です。


こちらは敷地内の博物館。


これは確か、喫煙所だったはず。番号下のスペースに椅子があります。とてもお洒落です。


外からの鑑賞だけでもう大興奮、ですが私は今日は泊まりにきたのです!早速建物内へ。


フロントまでの渡り廊下にあった休憩スペース。ここから建物を眺める…いいひと時ですな…!


客室は全室メゾネットタイプです。1階が居間、2階が寝室です。


寝室はこんな感じ。天井は意外と高いです。それでも隠れ家感タップリ。こういう空間大好きです。


2階から居間を撮影。琉球畳にゴロンと寝そべるのがとても気持ち良いです。


居間からの景色は海…ではないですが、港の運河です。もう海みたいなものです。


夕暮れに船が通りました。こんな景色を見ながらボーッとする時間、至福です。


寝室真下の玄関脇は、トイレと洗面台のスペース。脇にはクロゼットもあります。


上記洗面台の向かいは冷蔵庫、テレビなどのスペース。館内着などのアメニティはこちらに置いてあります。カゴ、嬉しいです。



こんなカゴを見せられたら次は大浴場を探検です。
夜・朝で男女入れ替え制で、1日目はジャグジー風呂のほうでした。


ちなみに2日目はこちら。海に面した展望風呂です。


お風呂のあとは待望の食事です!
夜はレストランで好きなものを頼みたいなあと、朝食付きのプランにしていました。
お刺身定食とタカエビ刺身でビールを一杯。たまらんです。
会席料理や海鮮丼、天丼、シーフードのパスタにサラダ、単品料理と、色々あってどれも美味しそうでした。

お食事の後は、もし天気が良ければ、星見ツアーもいいなあと思ったのですが、1日目はちょっと曇っていたのでパス(天気の良い写真は全て2日目のものです)。
お部屋で道々で買った美味しいものを、お酒とお茶とでいただき、ゆーっくり過ごしました。


翌朝の朝ご飯。これまた美味しい!体に優しい♪


朝食と朝風呂の後は、施設内にある博物館で海にまつわる展示を鑑賞。和船の実物も展示されています。迫力あります。


ちょっと写真が悪いのですが、博物館内にはこうした勉強スペースが何ヶ所か設けられていました。こんなお洒落な空間で勉強…いいなあ…

笠沙恵比寿は、お世辞にもアクセスが良いとは言えません。
しかしこの施設、食事、そして薩摩半島南西部の海岸線ドライブは、ありきたりな鹿児島旅に飽きたかたには是非おすすめしたいコースです。
ホントもう1回、いや2回3回、泊まりたいなあ…

笠沙恵比寿
http://www.kasasaebisu.com/

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