2014年12月1日月曜日

箱根で紅葉三昧・前編

日曜は念願だった箱根の紅葉を見に出かけました。
紅葉と合わせて楽しみたかったのが、箱根登山鉄道の新型車両。11月にデビューしたばかりで只今大人気です。大人気なので車両をゆっくり楽しむためには始発に乗らなきゃならない(1時間に1~2本程度運行しています)と思い、朝5時半に自宅を出ました…いやよく起きられたな…

その甲斐あり、箱根湯本駅7時初のアレグラに乗れました!乗っているのは私と同じようなテツ分多そうな方々が5~6人ほどで、ゆったりと車内や車窓を楽しむ事ができました。
アレグラ車内はボックス座席が基本、車両両端には立ち席用の腰掛けも用意され、広々とした窓は箱根の景色を味わうには絶好の造りです。若干硬いかなと感じた座席も、しっかり揺れを防いでくれていて良かったです。これからどんどん活躍してくれるのが楽しみです。

箱根湯本~強羅~折り返しも同じ車両に乗って宮ノ下へ行き、今度は本日のメインイベントである堂ヶ島遊歩道へ行きました。一旦国道1号線を小涌園方面へ歩き、太閤の岩風呂がある蛇骨川渓谷を散策したのち、木賀温泉(あそこは底倉のような気もしますが)にある遊歩道入り口に入ります。
鬱蒼とした森の中を、落ち葉だらけの石段を降りていくと、綺麗な早川の渓流と吊り橋が見えてきます。この辺は東京電力の用地で、遊歩道と丁度重なってしまうために一般人も通してくれているそうです。
大人3人までと書かれた細い吊り橋は結構揺れましたが、ここから眺める谷底の紅葉はとても綺麗。まだ完全に色づいていない木々もありました。12月に入っても楽しめるかも知れません。

堂ヶ島の遊歩道は別名「チェンバレンの散歩道」とも呼ばれ、イギリスの日本語学者で、箱根の観光をガイドブックにして世に広めた人物です。この人にちなんで名付けられたそうですが、道行は「チェンバレン絶対こんな道散歩していないだろう!」と思ってしまうくらい結構険しいです。ハイヒール、サンダルなんかもってのほか。この時は特に雨の後でしたので、ぬかるみで滑らないよう気をつけました。
その分雰囲気はとても良く、また谷底まで降りないといけないので人気も無く、箱根で自然を味わうなら絶好の場所かも知れません。途中東京電力の施設があり、ここでは素晴らしく色づいたモミジを楽しめました。遊歩道にはベンチまであり、静かにゆったりと紅葉を見上げる事ができます。残念なのは、鉄柵で囲まれた東電敷地内のモミジが一番美しかったこと。中に入って見たかったな~…

クマに注意の張り紙や、イノシシとの接触に注意する町の放送、そして明らかにイノシシにより掘り返された遊歩道に少々怯えつつ、そして渓流沿いの素晴らしく色づいた紅葉を楽しみつつ堂ヶ島温泉方面へ向かいます。
近づくと和風の建物が見えてきます。これは現在改修中の大和屋旅館・対星閣さん。どうやら2施設が合併した形で再開するとのこと、渓流沿いの露天風呂が見事なお宿でしたから再開が本当に待ち遠しいです。

早川を渡って堂ヶ島温泉に着いて、遊歩道は終了。
…いや、本当は終了じゃあないんです。ここから地獄の上り坂が・・・
何せ1号線の標高から早川の谷底まで降りているわけですから、軽く100mは登るのかな?綺麗な景色が無ければ途中でヘタっていたかもしれません。とても良い・・・良すぎる運動になりました。

宮ノ下の紅葉を満喫した後は、フリーきっぷを買っていたのでケーブルカーにも乗ってみようと再度登山鉄道で強羅へ向かいました。
そしてあまりの人の多さに諦め、宮ノ下へ引き返す事になるのです・・・

(後半へ続く)

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